HOMETRAVEL09シンガポール&マレーシアの旅 > 5日目



□■□ 5日目・・・9月19日(土)

今日は朝から、今までにない快晴。
これもまた、この島との相性がよくないことの証明か。

まあ、12時の出発までは時間もあるし、
せっかくだからビーチに行こう。

ビーチに向かう道

敷地内は、木や花の手入れも行き届いてて、
南国らしい、いい感じなんだよ。

東屋から海を眺める

裏のビーチの東屋に。
今日も貸切。

穏やかな、優しい色の海。
水位がちょっと高いためか、おとといほど離岸堤も邪魔に感じない。

ヤシの影が白い砂の上に

白いビーチにヤシの木の影。

ああ、なんか色々あったけど、
これ見ただけでも、この島に来てやっぱり良かったなって気がする。

私の好きな南の島の光景。

しばらくビーチベッドでのんびりしてると、
砂の上を横切ろうとするものがいる。

あれは・・・オオトカゲ!?

1m以上はある身体でのっそのっそと歩く姿を、カメラに収めようと、
そーっとそーっと近づくも、あっさりバレてしまい、
奴は走って(たいして早くもないくせに・・・)海に入り、
泳いで岩の向こうに行っちゃった。

あーあ、残念。

そんな感じで、しばしそこで過ごした後はブランチを。
Break fastメニューを見ると、下のほうに、
Nasi Lemak の文字を発見。
昨日は気づかなかったよ。

ナシレマック〜ごはんと鶏から揚げ、その他もろもろ

うん。おいしい。
マレー式ブランチ、満足満足。

そして本日も、デニッシュ5個盛りがサーブされたのであった。
1個も食えませんて。

腹ごなしに敷地内を散歩。
メインのビーチでしばし座っていると、
キャーキャーものすごく大きな笑い声が。
振り返ると、7〜8人の女子団体が、
ホテルのロゴ入りカート車(荷物運んだりしてるやつ)を取り囲んで大騒ぎ。
みんなで無理やり乗り込んで、スタッフに写真撮ってもらったりしてる。
たぶん、午前便のフェリーで着いたんだろう。

レセプションの前を通ると、昨日まではなかった
「歓迎!○○ツアーご一行様」みたいな横断幕が。
土日で団体客が来るんだね。

ああ、わかった。
ここは大型温泉ホテルなんだ。
しかも、大きいだけが取り得の古びたホテルなんかじゃなく、
リニューアルしたてできれいな設備の、
何種類もの浴槽や、特大露天風呂や、
サウナや滑り台や、エステやなんかも色々たくさん楽しめる、
家族親戚や、仲良しグループ、時には会社の同僚たちと、
みんなで楽しく休日を過ごすにはもってこいの。

そっかー。そりゃあ、1人旅の客は浮くわ。

それに、そういう大型温泉ホテルは、
充実施設の割にリーズナブルなお値段で、
自分たちがハードをどう使いこなして楽しむかってとこが勝負。
そりゃ、スタッフに笑顔のサービスしてもらったほうが気分はいいけど、
そこに期待をしちゃいけない。

私はひなびた小さな温泉宿も好きだが、
源泉なんかかけ流してない大型のきれいなホテルで、
ディナーバイキングで好きなものだけ食べたり、
バラエティに富んだ大浴場の浴槽や露天風呂ハシゴしたりするのも好き。
ただ、やっぱそんなホテルには、1人では行かないよ(笑)

そんな自分の思いつきに、なんだか妙に納得しながら、
荷物詰めのため部屋に向かって歩いていると、
ちゃきちゃき嫁がレストランのテラス席から、
「Mamiko〜!」と呼ぶ。
そして、手振りを交えながら大きな声で
「12時になったら、あっちの桟橋からフェリーが出るのよ」
みたいなことを教えてくれる。

親切だなあ、ちゃきちゃき嫁。
色白のかわいい顔で、すらっとスタイルよくって、おしゃれで。
とても30過ぎには見えない(フェリー乗るとき年齢書かされたから知ってる)。
もしかしたら、あの運転手のおっちゃんにたのまれたのかもしれないけど、
何かと気にかけてくれてフォローしてくれた。

もっと話をすればよかった。
いつもの私なら「I'm not good at english」と断りを入れながら、
しばしば単語並べるだけになりつつも、多少の会話は楽しんでたはず。
彼女は最初に自己紹介しあったときから、
ちゃんと私の名前を覚えて何度も呼んでくれたのに、
私はついに、彼女の名前を思い出すこともできなかった。
フローレンスだったかなあ。たしかFで始まる名前。

せめてもの気持ち、笑顔で「さんきゅーーー!!」と手を振った。

時間になって桟橋に行くと、ちょうどまたお客が着いたとこで、
たくさんの人たちが続々とレセプションに向かう。
今日はさぞかしにぎやかなことだろう。

そして私たち3人を乗せたフェリーは、Tanjung Lemanへ。
フェリーを降りると待っていたのは、2階建て大型バス。
さっき島にチェックインしたたくさんのお客を、
シンガポールから乗せてきたに違いない。
戻りは3人の貸し切り。
運転手は、あのおっちゃんではなかった。

おなじみJUSCOの看板

ジョホールバルで、車窓から思わず激写。
昔ヤオハン、今ジャスコ?(テキトーに言ってみただけ)

マレーシア出国とシンガポール入国の手続きをすませ、
Bukit Timahで、ちゃきちゃき&ナイスガイ夫婦とバイバイ。
ありがと〜フローレンス(仮称)!!

ニュートンサーカスでバスを降り、
タクシーで今日からの宿Amara Singaporeへ。

ここでトラブルが。
私はホテルに直予約ではなく、
前払い条件の破格値を出してた某ホテル予約サイトを通していて、
その会社にクレジットカードで3泊分の料金を支払い済みなのだが、
なんと、ホテル側では私の予約を受けていないという。

えぇぇー。

その予約サイトはヴァウチャーを発行しないとこで、
何も持たずとも普通にチェックインできるという指示だったのだが、
念のため予約確認書をプリントして持ってきてたので、
それをレセプションで見せ、なんとか無事クリア。
やれやれ。

いや、でも、レセプションの対応は、
こちらに不快感を与えるものではなく、
さすが高級ビジネスホテルだけあるな〜と感心したのであった。

ツインベッド

ベッドの写真しかないや。
ということで、アマラはネットで結構情報拾えたしレポート省略。

このベッド、妙に高さがあって、ちょっと腰掛けるには不向きだけど、
硬めで寝心地はなかなか良い。

ひと休みして、MRTでチャイナタウンへ。

巨大風船人形

駅を出ると、路上で空気入り巨大女子が風に吹かれて踊ってる。

風船人形を眺める人たち

中秋節の飾りかな。
結構な人だかり。
携帯で写真撮ったり、みんな楽しそう。

早めの夕食をとり、チャイナタウンをぷらぷら。

赤い提灯がぶらさがるストリート

ところどころに英語、中国語、日本語併記の案内板があって、

案内板「赤提灯と個室」

19世紀終わりから20世紀にかけて、このあたりは売春宿が立ち並び、日本人経営の宿も2軒あった。娼婦たちは悲惨な境遇であった。

その周辺の歴史が書かれている。

バーや屋台が並ぶ通り

今のチャイナタウンの様子からは想像できないけど、

案内板「死人街」

かつて、悲しい悲惨な出来事が、
たくさんあった街なのだということを知る。

死の家とは、貧しい者が死を迎えるための場所であり、かつてはサゴ・レーンの両側に並んでいた。1961年に非合法となった。

こういうことも、ちゃんと勉強してから来ればよかったなあ。

歩いている途中で、シンガポール最古のヒンドゥー寺院、
重要文化財に指定されているというスリ・マリアマン寺院があったので、
中にお邪魔してみる。

内部の写真を撮る場合は有料。
そのお金を惜しんだわけではないんだけど、写真はなし。

リトル・インディアのスリ・ビーラマカリアマン寺院で感じた
居心地のよさ、親しみ、暖かさを、私はここでは感じられなかったので。
あの感覚はなんだったんだろう。
インド・ヒンドゥーの寺院なら、どこでもいいってわけじゃないんだ。

さらに歩くと、大きなお寺の中から柔らかな金色の光があふれ出てて、

お寺の中から金色の光

中に入ってみると、

優しい金色の仏像たち

うわぁ、きれいな仏像だねえ。

イマドキの男子が五体投地で拝んでいる姿に、少し驚き。

壁にもはめ込み仏像

壁には一面のはめ込み仏像。

はめ込み仏像アップ

小さいのやら、もっと小さいのやら。

仁王「阿」



仁王「吽」

うん

ここは、なんというお寺なのか見てみたら、

佛牙寺看板

佛牙寺

あら。

ガイドブックで見たとき、
「2007年に新しくできた寺院。7階建ての建物には、
ショップやレストラン、博物館も併設されている」
って書いてあって、
「そげなありがたみのないお寺、誰が行くか、あふぉ」
とか思ってたとこじゃない。

いやいや、先入観念はダメだね。
十分興味深く拝観させていただきましたわ。
レストランとかはご遠慮申し上げるけど。

なんでもここは、上のほうの階に、
お釈迦さまの歯や遺骨が祀られているらしい。
でも不信心者の私は、1階だけで満足。

さあ、そろそろホテルへ帰ろう。

巨大お面が建物に

おもしろい建物。

クラシックなショップハウスの向こうに高層団地が見える

ショップハウスの向こうに高層団地。
シンガポールっぽい眺めだなあ。

赤い車にウェディングデコレーション

このあたりは、ウェディングショップが何軒も何軒も並んでて、
こんなデコレーション車もずらり。

こちらは黒い車

白い車にバラの花

ホテルは朝食込みではないので、
向かい側にあるスーパーで、朝ちょこっと食べるものを調達。
ヨーグルトとか、

MALAYSIA PISANG MAS スーパーの値段シールが貼ってある

マレーシア産のバナナとか。
ちっちゃいバナナが10本以上。

なんだか喉が渇くので、ホテル1階のバーで生ビール。

生ビール

サイズが2種類あって、大きいほうがSGD20
高っ!

1杯だけ飲んで部屋に戻るつもりなので、大きいほうをたのむ。

セクシーおねえちゃんバンド

照明落としてテーブルにキャンドルの演出、
スタッフのユニフォームはポロシャツのスポーツバー風、
おねえちゃんバンドがロックのような歌謡曲のようなライブを繰り広げ、
なんだかコンセプトのよくわからないバーだ。

飲み終えて会計をたのむと、
ポロシャツねえちゃんが、ハッピーアワーなのでもう1杯飲めるのだと言う。
そんなことどこにも書いてないじゃん。
最初に教えてよ〜。そしたら小さいほうをたのんだのに。
夕飯、米粒1つも残さず食べた後に飲んだんだし、
おなかいっぱいだよ、もう。

でも貧乏性なので、やっぱりもう1杯もらう。
案の定、おなか苦しくて残した。

あぁー、この私が生ビールを残すとは、なんたる不覚。

ということで、ぱんぱんたぷたぷのおなかを抱えて、
おやすみなさ〜い。


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